ゲームで “わざと” 負けに行く。
それをしたら…未知の扉を開いてしまった。
スプラトゥーンとか、ぷよぷよテトリスが好き。
本気になって、負けるとめちゃくちゃ腹が立つ。
「んがーーーーっっ!!!」って叫んで
コントローラーを
テレビに投げつけたくなったことも。
でも、負けが続くと。
…だんだん、頭がクラ~ッ…としてくる。
目は据わり、首を少し傾け、顎が上がってくる。
客観的に見ると、とんでもなく
…ふてぶてしい。
《…このまま止めてやろうか。…くだらん…》
と、内心思った。
でも…
《どうせ負けるなら…こっちから負けてやるぜ…》
やる気に火がついた。
―さっそく、最初っから
やる気無くコントローラーを操作する。
《オラオラ~負けてやんよ!!》
心の中でイキってみる。
そうしていると、だんだん…
気持ちが良くなってくる。
《うわ…めっちゃ負かされてる……》
苛つきのクラーッとは別の、“ホワ~ッ” と。
《これが…Mの気持ちか……なるほど。》
ゲーム中に、未知の扉を開いてしまった。
まさか…こんな時に…。
で。
不思議なんだけど――
負けようとすると、勝つことが多い。
「いや。なんでだよ…」テレビに突っ込む。
負けよう負けようと積み上げた、ぷよぷよが…
なぜか4連鎖。続いて更に3、4連鎖…。
相手にどんどんダメージがいく。
…私の勝利。
《…何がしてーんだよっ!》
勝ったことに対して、怒りが湧く。
ここで、怒りに任せてゲームを終える。
ちょっと…いい気分。
楽しいだけでなく、未知の世界も教えてくれる。
ゲームって…夢の扉だったのね…。


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