ひま、暇、ひま……若い頃。
とにかく毎日、暇だった。
友達は皆、学校。
だから…16歳ぐらいだったかな。
バイトしようにも中卒じゃ、ほぼない。
あっても時給がアホみたいに安い。
そして、バイト代も母の懐へ…。
私が使おうものなら文句の嵐。
…大変だったもんね。
…分からんでもない。
母が決めた高校…すぐ中退したしね。
………でも。
ダメだわ、それは。
いま考えても、ダメ。やっぱり。
そこから、とにかく暇になった。
自分のために何もならない事…したくないわ。
外を、昼夜問わず彷徨って…
流されるがままに。
大人の世界を知ってからは、生きやすかった。
まだ未成年でも、ヤンチャな大人が
楽しいことを色々教えてくれる。
ほんと… どこにでも着いて行った。
男が言いにくそうに「○○○とか…嘘、嘘!」
と言ったときも、即答で『いいよ』と。
相手は喜んでるし、私も有り難かった。
暇な時間が…
少しでも潰せるから……。
でも、何の実にもならない。
ただただ、私がすり減るだけ。
でも…それで良かったなぁ。そのときは。
今は、全く正反対の生活。
これはこれでいいけど。
正直言うと、物足りない。
…潤いが。
私…強欲なのかもしれないな。


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