愛すべき私

そうだよね。夢見ちゃったよ。

《もしかして…》

《この仕草は…話し方は…》

私だけに、じゃなかったのね。

初めてのタイプだったから。

勘違いしちゃったよ。お恥ずかしい。

でも…

久しぶりの感情だった。すごく楽しかった。

ただの愛想笑いに期待して。

ちょっとした反応に意味を探して。

悲しげで、いつもクマのある目元が好きだった。

電話での、うわずる話し方にときめいてた。

思い出すだけでワクワクしてた。

料理も化粧も上達したよ。

部屋の掃除も頑張ったよ。

…何の準備をしてたんだろうね。

私って、こんなにロマンチストだったんだ…

出逢えて良かったけど、出逢いたくなかった。

《私の中だけで起こっていた、悲しい勘違い。》

こんな滑稽な私――

可愛すぎません?

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