決定権

自己観察

30歳のある日。急に激しい頭痛が。

「痛い、痛い痛い……」

家にあるカロナールを飲む。

…効かない。

次の日、近くの内科へ。

『んー…呑みすぎかな…。』

カロナールを出され、終了。

《これ飲んでも効かないって言ってんだろ…》

そう思いながら病院を出る。

痛すぎて何も出来なかった。

そのままの足で、ちょっと遠いけど私の信頼してる内科へバスで向かう。

『あ、高血圧だね』

「高血圧…??私がですか?」

『うん。血圧高いよ。さっき病院で測らなかった?

高血圧だよ。血圧の薬、出しとくね』

その場で薬を飲む。

信じられないほど、スーッと痛みがなくなった。

《先生…!さすがです。ありがとうございます…》

感動した。

―んー……高血圧?今まで何もなかったのに?

そして30歳で高血圧って…

疑問がどんどん浮かんできた。

行動を振り替える。

食べたもの、新たに飲み出した薬…

…あれかも。目星がついて、ネットで調べる。

“肥満の成人には投与禁忌”

これだろ絶対…

そう確信したはいいものの、証拠がない。

私がそう、感じただけかも。

…一応、処方された精神科の薬局で話した。

舌下剤。

ベロの下で溶かすタイプの薬。

これが処方され、服用するとすぐに《バンッ》と

スイッチを切られたように、眠りにつける。

不思議だったけど、初めての感覚で “気持ちいい”

とすら思っていた。

…おかしいよな。

《バンッ》て眠くなるって…

そこからは毎日、今も降圧剤を飲んでる。

病院では『まだ若いのに…(笑)』なんて言われたり。

…でも、これで…私がこうなったことで、

あの病院だけでも。

もう肥満の人に処方しないようになれば……。

そう思ったら、《これでいいのかも》と。

あれ以降、もらった薬は家に帰って調べてる。

“ネットの情報は信じないで。デマが多いから”

なんて言う医師もいるけど。

《あんたら飲んでないだろ?》と。

ネットの情報も、嘘ばかりではない。

私のような経験をした人だって、カキコミしてる。

“まず、疑う。”

…したくないけど。

自分で決めて実行したことなら、怒りもない。

《OK、いこう。》

今日も最後は私が決める。

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